1 題材の目標 2 題材の評価規準 |
1 題材の目標
ここで紹介する題材は、初めて高校の美術を受講する生徒に、自分の感覚を研ぎ澄ましていくことの大切さを伝えたくて実施しているものである。また、小学生時代に写実表現へうまく移行できなかった生徒や、思考をともなう課題になると手かがりを見失ってしまう生徒にとっては、表現活動は自分の感覚を確かなものにすることから始まるということを再認識させたい。
2 題材の評価規準
関心・意欲・態度 芸術的な感受や表現の工夫 表現の源になる自己の感性を、一連の作業を通じて研ぎ澄ますことに興味を示し、意欲的に取り組もうとする。 線一本にでも、自分の考えや価値観などが表れており、表現技術を高めることが自己の成長にもつながることを知る。 創造的な表現の技能 鑑賞の能力 自分の手などの体の一部がスケールの基準にできることを知るとともに、それらを活用することができる。 他の生徒との感覚の違いに気づくとともに、自分だけがもっているものを大切にして表現に生かそうとする。